中古車販売業をM&Aで売却することは可能ですか?
このページでは、中古車販売業をM&Aで売却することが可能かについてお話ししていきます。
日本国内での車離れが話題になることも多いですが、自動車は私たちの生活と切り離すことができないものだと言えます。
また、中古車市場は3兆円を超える市場でもあり、中古車販売業の存在は非常に重要であるとも言えるでしょう。
中古車販売業の中には規模を拡大し、上場している企業もあり、彼らは後継者不足の中古車販売業をM&Aで引き継ぐことで、さらに事業を拡大しています。
長年に渡って、地域で信頼を築いてきた中古車販売業であれば、M&Aで売却できる可能性は非常に高いと言えるでしょう。
中古車販売業のM&A理由①~後継者がいない~
日本国内の多くの分野で後継者不足が問題となっています。
中小企業庁の発表では、120万社を超える企業で後継者が決まっていないと言われており、中古車販売業も例外ではありません。
中古車販売業においても、後継者がいないためにM&Aによる売却を検討する経営者が増えています。
それでは、なぜ後継者がいないのでしょうか?
主な理由は以下の通りです。
・子どもがいない
・子どもはいるが、公務員や医者として働いている
・子どもはいるが、大企業の第一線で活躍している
・子どもはいるが、経営者の器ではない
・子どもはいるが、自分と同じような苦労をしてほしくない
中古車販売業のM&A理由②~人材不足~
日本国内の他の業界と同じように、やはり中古車販売業界も人材が不足しています。
これは、若者の車離れが進んでいることも影響していると思われます。
バブル期には700万台程度あった新車の販売台数は、現在では500万台程度まで減少していると言われています。
また、公共交通機関の発達や、カーシェアリングのような車を所有しないライフスタイルが生まれたこともあり、車に興味を持たない若者が増えてきているといえるでしょう。
さらに、人口自体が減少していることもあり、自動車業界で働きたいという人材はさらに不足していくことが予測されます。
中古車販売業のM&A理由③~中古車が売れない~
技術革新が進むことで、自動車が故障する頻度はかなり少なくなりました。
それと同時に、故障による車の買い替え需要が減ってくるのは当然であると言えます。
また、前項でも触れましたが、公共交通機関の発達や、カーシェアリングの増加により車を持たない方も増えています。
さらに、トヨタ自動車が新たにスタートした、
KINTOのような定額制のサブスクリプションサービスが出てきたことにより、今後も中古車が売りづらい状況は変わらないことが予測されます。
中古車販売業は廃業よりもM&Aで売却がオススメ
以前と比べると、中古車販売業にとっては明るい話題が減ってきてはいるかもしれないですが、そんな中でも業績を上げている中古車販売業も多くいらっしゃいます。
M&Aネクストでは、上場している中古車販売業の会社のM&Aのお手伝いをさせていただくこともあり、業績の良い買い手候補を探し出せる可能性が高いです。
中古車と言っても仕入れには数十万円から数百万円の資金が必要なことから、多くの中古車販売業では金融機関からの借入金があります。
その借入金額は数千万円から数億円となることが一般的な業界とも言えます。
業績が悪くなるにつれて、借入金が積み重なり、返済が資金繰りを圧迫しているような中古車販売業でも、倒産しなくても事業をお譲りできる可能性も十分にありますので、廃業や倒産を考える前に、まずはM&Aによる売却を検討してみてください。
中古車販売業をM&Aで売却する相談は、以下よりお問合せください。
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「グレートM&Aを増やす!」をミッションに、事業承継M&Aのアドバイザリー業務に従事。 「M&Aユーチューバー/タカノ」として、YouTubeを活用してM&A情報を提供している。