はい、みなさんこんにちは。M&Aネクストの鷹野です。
今日はですね、嬉しいことがありましてね、先週の話になってしまいますが、テニスです。
女子テニスの大坂なおみ選手が全豪オープンで優勝して、世界ランク1位になりました。
私は特にテニスにすごく詳しいってわけではないんですけども、すごくめでたい話ですね。
今回の全豪オープンで優勝して世界ランクで1位になったということは、日本人として初の世界ランキング1位。
プラス、アジア勢としても初めてということらしいですね。
この大坂なおみ選手の優勝のことは、M&Aも関わってくるというお話をさせていただきたいと思います。
まず、大坂なおみ選手自体は、出身は日本、生まれは日本なんですね。
お父さんがハイチ系のアメリカ人。
ハイチというと私もあまり分かんないんですけど、キューバのお隣のほうの国らしいです。
で、お母さんが日本人のかたなんです。
大坂なおみ選手自体は、自分のルーツは日本とアメリカとハイチ、この3つがルーツってことをすごく誇りに思っているということみたいです。
国籍としては、日本とアメリカの二重国籍というかたちになってるということです。
得意なのはアメリカ、英語のほうが得意みたいですね。
日本語もすごく勉強しているみたいで、今回ですね、昨年の全米オープンでの優勝、加えて、今回の全豪オープン、オーストラリアですね、での優勝。
2連続優勝しているんですけども、実は、大きな違いは、私も昨日ニュース番組でちらっと見たんですけども、テニスのストリングスっていうんですけど、ガットを変えてるらしいんですよ。
あのガットっていうのは、直接ボールに当たるところなので、あまり頻繁に変えるというものではないらしいんですね。
でも、前回優勝してるのに、それで本来はいいはずなんですが、今回も交換してるんです。
それがどういったものに変えているかというと、前回の優勝時ではコントロール重視のガットだったらしいんですけども、それが今回はパワー重視のガットに変えてるということみたいです。
この辺のテクニック的なことについてはネットで調べていただければ出るかなぁという風に思います。
実は、大坂なおみさんを以前からスポンサーしてた、サポートしていた会社が日本にありまして、それがヨネックス。ヨネックスですね、バドミントンとかテニスとか、ヨネックスがあるんです。
ヨネックスは実は、大坂なおみさんがプロ入りする前の小学生の頃からサポートしてたんですよ。
これが実はM&Aの情報サイトのなかでは、ヨネックスというのはこういう大坂なおみ選手とかプロ選手を先物買いしてサポートしてるってことなんですね。
実はヨネックスはプロ選手の先物買いだけでなく、M&Aにおいても先物買いしたんじゃないかという話があります。
というのはですね、実はヨネックスですね、去年にM&Aをしてるんです。
それがどういう会社かといいますと、テニスの、ラケットとかのストリングを張るためのマシン、ストリングマシンというんですけど、そのストリングマシンを作ってる会社というんですかね、製造している会社をM&Aで買収しています。
その会社というのが、埼玉県にある、東洋造機という会社らしいんですね。
この東洋造機というのは、昨日も出ていたんですけど、大坂なおみのラケットのストリングを張ってる職人さんが使っている機械というのが、東洋造機が作っている機械みたいです。
メーカーとしてはヨネックス製になってるらしいんですけど、東洋造機のホームページを見てみますと、このPTB-Deluxeがリオオリンピックで使用されるっていう風になっているので、作っているのは東洋造機さん。
メーカーはヨネックスになっている。
このPTB-Deluxeっていうのがまさにここに写ってるやつですね。
おそらくこれを使って、大坂なおみさんのストリング、ガットも張られているんじゃないかということです。
これを作っている機械メーカーを買収している、というかたちになっています。
あまり私も東洋造機に関してしっかりした情報は出てこないので、このM&Aの情報サイト「M&Aオンライン」というところの情報にはなるんですけど、昨年の10月に子会社化していると。
話によると、ヨネックスは東洋造機の50%の株式を昨年買って、今年に残りの49%を買って完全子会社化するというかたちになるそうです。
なんとこの会社すごいのは、売上高が2億7100万円なんですよ。3億切るくらいですね。
ヨネックスとしては、買収金額、取得金額は、3億6000万円なので、大きな上場企業としては小ぶりな案件っていう風に言われているんですけども。
ただ売上2億7000万円の会社を3億6000万円で買っています。
この会社すごいのが売上高2億7000万円に対して、営業利益1億600万もあるんですよ。
半分近いですよね。
売上の半分近いところが営業利益になっている。
さらに、純資産7600万円なので、これはその他の状況も考えなければ当然分からないんですが、純資産7600万円と、営業利益1億600万円と、営業利益はそのままもし毎年続くようなものであるとすると、仮に営業権みたいなものを3年から5年くらいつけるとしたら、ここに減価償却費とか乗ってくるのかもしれないですけども、3億から5億円ぐらいはもしかしたらこの営業権みたいなものもついてもいいのかなっていう気もします。
純資産もプラスになってるので、そこに営業権に純資産が乗ってくるので、今回の買収金額3億6000万円というのは、もしかしたらかなり金額的にはお得だったのかなと思います。
そのほかの状況は分かりませんが。
もしかしたら東洋造機にとってもヨネックスの傘下に入るということで、今後、いろんな新しい開発ができるようになって、お互いの利害が一致したとか、もともとヨネックスに機械を入れてたんじゃないかなというところもあって、お互いの思いが合致してるんじゃないかなという気はしてます。
これをM&Aでも賢い先物買いをヨネックスがしてるんじゃないかというかたちになっています。
今回の大坂なおみ選手のことも非常に嬉しいことですし、このM&Aも、東洋造機さんの活躍があって、大坂なおみ選手の今回の世界ランキング1位があったんじゃないかなという風に思います。
M&Aの観点から見ると、意外に私たちの生活だとか、世の中のニュースのなかにも、裏を見てみるとM&Aが絡んでるなんてことがあったりします。
もしも今日の話が面白かったな、参考になったなという方は、ぜひチャンネル登録お願いできればと思います。
それでは本日も視聴いただきありがとうございました。