武岡:情熱を持って、この商品を全国に売っていくんだと
鷹野:はい、皆さん、こんにちは。M&Aユーチューバーの鷹野です。今日はですね、実は四国の方、四国はですね、徳島県に来ていまして、ゲストの方の会社からお送りさせて頂いています。今日はですね、「四国防災」の「武岡」社長に、ご出演を頂いてます。今日は社長、よろしくお願いします。
武岡:はい、どうも。ご苦労さまです。
鷹野:この四国防災さんていうのは、防災関連の商品を自社で企画・製造しているメーカーという形でよろしいですよね。
武岡:はい。
鷹野:有難うございます。その商品を自分のところのホームページであったり、あとはAmazonとかで、インターネットを通じて販売をされています。なぜ、私がここに来ているかっていうと、以前も動画でたまに紹介している「Batonz」っていうM&Aのマッチングサイトがあるんですけれども、そのM&Aのマッチングサイトに、今この四国防災さんの事業をお譲りをするってのが、掲載されています。私、名古屋でM&Aのアドバイザーをやってて、今回こう私が担当させて頂いているんですけれども、なかなかこう、お会いする事って、結構難しい、ってお話をしてたんですね。
名古屋と徳島と、ちょっと距離が離れているので、電話でやりとりをさせて頂いてたんですけれども、今回ですね、ゴールデンウィークで時間が少し空いたので、この機会にですね、私ちょっとこの四国観光も兼ねて、武岡社長、お会いしに行ってもいいですか、という事で、快く受け入れて頂いたと。折角今、武岡社長、実名で公開してもいいよ、という事なので、売り手さん、今こういう事業を引き継いで欲しいと考えてる方の、生の声を今日は取材をさせて頂いてます。そんな形で今日はよろしくお願い致します。
武岡:はい、どうぞよろしく。
鷹野:社長、まず最初に、御社のこの業務の内容であったりだとか、今までどういうふうな経緯でこの事業をやられてきたか、っていうところを伺ってもよろしいでしょうか。
武岡:はい、どうぞ。
鷹野:社長、この防災の関係のお仕事っていうふうに、やられるようになったのは、いつ頃からですか?
武岡:二十年ほど前から、防災用品を色々考案して、開発しとります。元々、ツーバイフォーの建築屋だったもので、その建築屋の知識も活かして、それで新しい商品の開発に行っております。
鷹野:最初、その建築の会社をやられてたという事ですけれども、なぜこの防災関連の商品を作り初めたんですか?
武岡:一番初めは、阪神淡路大震災の時の、その時にボランティアで駆けつけた時に、色んな水とか、そういう物を持って長田区に駆けつけた時に、たまたま見たのが皆さんが笛を首に掛けていた。それを見て当時、ガラケーの、携帯電話の大ブームの時だったので、それで笛を見て「あ、これだな」と思って、こういうストラップ、を開発しました。これが、ですから、平成何年ですかね、17年?え?阪神淡路大震災の時。
鷹野:丁度多分、私15歳の時と記憶してるので、1995?平成7年8年くらい?に、そういうストラップに付けておいて、緊急時に鳴らせる笛を開発したのが、それがきっかけなんですね。
武岡:そうです。(笛を鳴らしてみせる)
鷹野:おお、凄いですね。これで、ちゃんと発見してもらうという事なんですね。
武岡:そうですね。
鷹野:そこが全てのスタートだというところで。
武岡:これは、大ヒットしました。
鷹野:どういった方が、個人の方が買われたんですか?
武岡:いや、これはやっぱり、市役所、そういうところの防災会議とか、防災訓練の時のノベルティとして、市町村関係が沢山買ってくれました。
鷹野:ほおう、そういう事ですね。
武岡:はい。
鷹野:社長、元々別の会社をやっていらっしゃったと思うんですけれども、こっちの今、会社を専業でやられているじゃないですか、それっていつ頃からですかね?
武岡:それは、平成13年くらいからですね。
鷹野:平成13年に、元々やってたその建築の会社と、あと製材の会社ですか?
武岡:そうそうそう。
鷹野:そこでもう引退をされたという形なんですね?
武岡:そうそうそう、そうです。
鷹野:今は、●●●●(5:11)の範囲でこういう防災関連をやっていると。
武岡:そうですね。
鷹野:ちなみに今ある、他の商品て、どういう商品があるか、ちらっと教えてもらってもいいですか?またあとでちょっと、商品の詳しい説明は、動画で流そうと思いますけども。どんなものがあるのかって、ちょっとだけ伺ってもいいですか?
武岡:はい。まず第一番に、家具の転倒防止ボックス。家具の上に置いて、簡単に設置ができて、 簡単に作動ができて、それを誰でも女性ででも使えるように。そういうものをまず第一番に作りました。
鷹野:この辺りですよね、これがボックスタイプのやつですよね。あと、ボックスタイプと、ちょっとこれ取っていいですか?
武岡:はい、どうぞ。
鷹野:こっちは、実はこっちも結構売れてると言いますよね。これは、ボックスにはなってなくって、板と板があって、ジャッキがあるんですけれども、これを食器棚とかの上に置く感じで乗せて、よくあるあの家具の転倒防止用のやつって、細いなんか棒とかがあって、ちょっと怪しい心もとないな、ってのがあると思いますけど、これだと、こういう風に家具に乗せて、ぐっぐっぐっと、「面」で、面でこう抑えつけるというか、効かせる事ができるので、より倒れなくなるという事ですよね。
武岡:そうです、そうです。
鷹野:おお、凄い。と、あとこの板だけのバージョンと、中身、構造は一緒なんですよね。
武岡:はい。大きさが少し違いますけど。
鷹野:あ、そうですね。これがボックスバージョンで、ここにドライバー、専用のドライバーをグルグル回すと、あ、有難うございます。この専用のドライバーをグルグルやると、さっきと同じ原理で、
武岡:13センチ、アジャストします。
鷹野:高さ13センチまで調整ができるって事ですね。
武岡:ですから、これが21センチです。ゼロの時に。上あがったら、プラス13センチですね。
鷹野:やっぱ、ちょっとさっきの、あっちの方だと、あの見た目というか、結構無骨な感じがするので、これ箱だとね、部屋の中にも馴染みやすいかもしれないですね。
(場面が変わる)
鷹野:これが、商品名としてはどういう正式名称になりましたっけ?
武岡:「家具転倒防止器具」です。
鷹野:この板と板があって、真ん中にジャッキがあると。これをグルグルグルって回していくと、食器棚とか、箪笥とかの間で、グッと噛ます事ができると。
武岡:そうです。
鷹野:転倒しないようにできるという事ですね。
武岡:そうです。一番最初のところで、11センチです。
(場面が変わる)
鷹野:今これは、上に効いてない状態なので、家具も動く状態ですよね。
武岡:(ガタガタと揺すってみせる)
鷹野:はい、有難うございます。これを実際に、グッグッと回していくと、上にあるのは耐震のボックスですよね。これも段ボールだと。グッと今、効いてる状態ですね。はい、そうすると?
武岡:(揺すろうとしてみせるが動かない)
鷹野:もうどんだけやっても動かない、って状態になるんです。これくらいやっぱり面できまってると凄い安心ですね。
(場面が戻る)
鷹野:こういったものを作られている、ってのと、あと他の商品だとどういった物がありますか?
武岡:そうですね、防災の座布団があります。
鷹野:防災座布団。
武岡:はい。
鷹野:これはどんな商品でしたっけ?
武岡:これはですね、
鷹野:防災座布団、はいはいはい、普段は座布団と。こうやって、こんな感じで。座布団として座って。
武岡:地震が来たら、このまま被ります。ワンタッチで防災座布団になります。防災頭巾になります。
鷹野:へぇ、子どもさんとかがね、この小学校の椅子とかに良さそうですよね、やっぱり。
武岡:そうですね。小学校で採用されとります。
鷹野:留めると。
武岡:はい。
鷹野:これで逃げる時も安全ですね、上から何かあっても安全というものですね。
武岡:これは、全国の小学校向けにいいと思います。
鷹野:あとは、ちょっと今、物が大きいので難しい、また後で別の動画で出しますけれども、炊き出しとおにぎり、炊き出しでおにぎりを作れるようなセット、その中には羽釜とかが入ってたりだとか、薪も入ってるんですよね?
武岡:そうですね。
鷹野:も入ってる緊急用のセットもあったりだとかで、
(場面が変わる)
鷹野:あと、こちらが「炊き出し&おにぎりセット」で、本当に実際、有事の際と言うか万一の時って、炊き出ししようにも、どうやって火を焚くんだっていうのがあると思うんですけけども、このセットだと、こういうもう羽釜と、その火を焚くやつ、ストーブって言うんですかね、がセットになってて、あとお米とか、色々そこに開けるような、例えば、しゃもじとかが全部ここにもうセットになっていると言いますね。実際には、もうひと梱包で二梱包で付くので、ちょっと大きな自治体であったりだとか、私の住んでるところもそうですけど、マンションとかで炊き出しをするような備蓄品を持っているところっていうのは、こういうセットを持っておけば、何かあった時も安心ですね。これも、一年に一回、避難訓練とかやっているところであれば、繰り返し使う事もできるので、一度試してみるというのも面白いと思います。これもインターネットで販売してます。
(場面が戻る)
鷹野:何よりこの、社長の凄いところは、こういうアイデアとかを全部、自分で企画してるんですよ。全部自分で企画してる。実用新案も取られているんですよね。
武岡:全て取っております。
鷹野:はい、全て取ってますね。それでやられているという事なんで、アイデアがもう豊富なんです。あともう一つ、これもありますよね。これはどっちかって言うと「防災」っていう感じではないかもしれないですけどね、これは「雨ダス君」って言うんですけれども。「雨ダス君」、社長、これは何に使うか教えてもらっていいですか?
武岡:これは、土建屋さんが、全国の土建屋さんが「現場に置いて下さい」という、行政の依頼などもあり、現在雨が何ミリ降っているか、その場合もう現場を閉めなさい、止めなさいという、そういうふうな目的で、簡易の雨量計を、
鷹野:簡易の雨量計で、これで今どんだけ雨が降ったから、基準があるわけですよね、多分。
武岡:そうですね。
鷹野:一時間にどんだけ、雨が降ったら工事は中止ですよ、というのがあるらしくって、結構しっかりしたやつだと、値段が張るんですよね。
武岡:そうですね、二十万、三十万ですね。
鷹野:そうですね、でもこれは簡易型なので、このバケツの中に実はコンクリートを打ってあるんですよね、コンクリート。そこの上に水が溜まる、コンクリート打ってあるのは、バケツなので飛んでったりしたら誰か怪我してしまうと困るので、重りとしてこのコンクリートが入っていると。裏からちゃんとアンカーボルトが入っているんすよね。だからこれで、飛ばずに、雨が計れるという事ですね。
武岡:そうです。
鷹野:これが結構、全国でも人気だと。
武岡:そうですね。大体、年間500個くらい、
鷹野:凄い。インターネットを通じてですか?あとは商社通じてですか?
武岡:100%インターネットです。うちの商品は100%インターネットです。
鷹野:さっき私も見せて頂きましたけど、社長は、今、社長はおいくつでしたっけ?
武岡:77歳。
鷹野:77歳でですね、
武岡:昭和16年生まれです。
鷹野:16年生まれで、Amazonとかも全部自分で、やられていますよね。
武岡:全部アップしております。
鷹野:はい、全部アップされてるので、こういう商品、もっと他にもアイデアは色んな防災のものがあったり、私もさっき色々、動画で見せてもらったりとかして、実はこの会社の中に「起震車」というか、地震を起こす装置を自分達で開発していたりだとかして、色々試したりだとかするっていう、凄くユニークなアイデアをお持ちの、社長でいらっしゃいます、はい。社長は今後、この事業を引き継いでくれる方を探して行きたいという事ですけれども、どういう方に継いでもらいたいか、って言うと、あとどういう方だったらできるかな、っていって、何かお考えをお持ちですか?
武岡:そうですね、まず個人の場合だったら、情熱を持ってこの商品を全国に売っていくんだと、それもインターネットで、100%インターネットを通じて売っていく、そういう気運が、情熱がある人。個人の場合はね。
鷹野:はい。
武岡:それから会社関連ですと、うちの部門に一部門「防災関連の販売を」というような、「新しく防災関連を」というふうな会社、それから既に、防災用品関連のある会社は、私が開発した商品を一アイテムとして、一アイテム、二アイテムを付け加えると、そういうふうな事で、して頂けたら、と思います。因みに、私まだまだフットワークも軽いので、レクチャーその他教えて、教える事は全国、何処へでも飛んで行けますので、それも、私の頭もひっつけて、後を引き継いでくれる方が居たらと、思っております。
鷹野:アイデアも一緒に譲る、っていう事ですよね。
武岡:そうです。まだまだ頭、柔軟ですから、まだまだアイデア一杯、頭ん中にありますので、それもひっつけて行きます。
鷹野:今、社長、これインターネットでAmazonだとかで販売をしてるという事ですけれども、特に広告を出したりとかっていう事はしてないんですよね。インターネット広告みたいなのはね。
武岡:広告はゼロです。
鷹野:ゼロなんですよね。でも自分の範囲でやってるっていう事ですよね。多分、私ね、この防災関係のものって、インターネットではなくって、ある方のお手伝いをしていたので、防災商品の流通経路って多少は知っているんですけれども、防災商社さんを通じて全国の自治体だとか、大手の会社に入る事もあるんですけれども、あんまり今んところは、そういう防災商社さんに流す、っていう事も、されてる?されてない?
武岡:少し依頼を請けて、卸しもやっております。二社くらいですけどね。
鷹野:まだまだ、そこはメインではないっていう事ですよね。
武岡:はい。一応メーカーですから、卸しができるだけの「幅」がありますので、今からその卸し部門を強化すると。そういう事をやると、やっぱり売上一億二億の会社にできると思います。
鷹野:そういう事ですね。
武岡:私は、私のやり方でやっておるものだから、ベストだとは思っとりませんが、本腰入れてやれば、一億二億の売り上げ確保はできると思っとります。
鷹野:私がやっぱり、今日こうやって訪れているのと、今回この案件のお手伝いをさせて頂く事になった経路っていうのも、社長が扱っている商品というのが、本来もっとこう、アイデアが凄く良いと思うんですよね。本当に役に立つアイデアだな、と思ってもっともっと広まってもらえれば、凄くこう役に立つんじゃないかな、っていうふうに思っています。特に私、住んでる名古屋なんて、大地震来る、来る、とずうっと言われている所なんで、防災に対する、こう皆さん危機感て凄くお持ちなんですよね。そこにもっとこう四国防災さんの商品が、どんどん、どんどん、世に広まって行けば、もっと地震とか万が一の事があっても、何か対応できるんじゃないかな、っていうふうに思って、お手伝いをさせて頂く形になりました。
武岡:はい。
鷹野:今後も、なので、今あるこの商品をどうやって流通させて行くか、例えば、今、広告を使ってない、という事だったので、インターネットで販売する事に長けている、得意だっていう人であれば、恐らくこちらの商品を、もっと、流通させる事もできると思いますし、例えば、自分でこう、商社さんに当たるのが得意だとか、既に防災商社さんとかと取引関係があるとか、特殊な大きな企業と、備蓄しているような企業との取引がある、という方がいらっしゃれば、恐らく、すぐにでも、この事業ってのは凄く役に立ちますし、それだけのポテンシャルを持っている商品じゃないかな、っていうふうに思ってますし、今、社長、どうですかね、この辺りの「耐震君」とかって、年間で個数で言ったら大体どれくらいですかね?
武岡:そうですね、「耐震君」で、個数で約、年間で、500〜1,000台、くらいですかね。
鷹野:ここを使わずに本当にAmazonだけがメインですよね?
武岡:はい。
鷹野:それくらい売れてる所なので、もっともっと行くだろうなと、さっきのあの「雨ダス君」はどうですかね?
武岡:「雨ダス君」が、殆ど土建屋さん向けですけど、年間400〜500、それの多いのが長野県、新潟県、そこら付近が多いですね、はい。地域性があります。
鷹野:そういう事ですね。なので、やっぱりもっともっとこう、自分でこうね、ゼロからしっかり修得して、どんどんこう世の中に広めて行きたいな、という方であれば、あとは情熱をね、しっかり持って頂いて、社長のこのノウハウとか、頭の中まで全部吸収してもらう、っていうくらいの気持ちがある、若い方であれば、凄く良いんじゃないかという事ですよね。
武岡:そうですね。
鷹野:是非、そういう方がいらっしゃればですね、問い合わせを頂ければと思います。その問い合わせ方法とかは、概要欄の方にリンクを貼っておきますので、見て頂ければと思います。あとは、社長のとこの動画とかホームページもちょっと掲載しておこうと思いますので、そこから是非、お問い合わせして頂ければと思います。それでは、社長、長い時間ですが、今日は有難うございます。
武岡:はい、どうぞよろしくお願い致します。
鷹野:今日は、四国防災の武岡社長にご出演をして頂きました。このチャンネルを見て、今日は役に立ったな、という方は、チャンネル登録をして頂ければと思います。では、武岡社長、一緒に良い相手が見つかるようにお手伝いさせていただきますので、よろしくお願い致します。
武岡:はい、どうぞよろしくお願い致します。有難うございます。
鷹野:有難うございます。では、次の動画で会いましょう。