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大ピンチ!お客さんが4割いなくなりました?起業家が創業融資でM&Aしたお話し。Batonz(バトンズ)編【後編】




大ピンチ!お客さんが4割いなくなりました?起業家が創業融資でM&Aしたお話し。Batonz(バトンズ)編【後編】」(2019/02/21 に公開)

複数のM&Aに若き企業家がチャレンジ!

鷹野
今のところの実績のなかで、&Biz(アンドビズ)のころからでいいんですけども。
リピーターというか、複数件を売った方はなかなかいないと思いますけど、買った方っていますか?

大山
いらっしゃいますね。

鷹野
いますか?

大山
いますね、やっぱり。1年間に2社とかね。

鷹野
1年で2社?

大山
いらっしゃいます。

鷹野
すごいですね。

大山
創業1年たってないとか、創業1年の間に2社とかね。

鷹野
創業1年の会社さんが?

大山
そうですね。という方がいらっしゃったですね。

先日も、秋葉原で対談とかしたんですけども。それは、まだ30歳いかないぐらいの若い方でしたけども。

鷹野
資金はどういったようなかたちですか?

大山
最初の1件目は、いわゆる日本政策金融公庫さんの、いわゆる創業融資ってあるじゃないですか?あれで、その一部を使われました。

鷹野
創業融資だから、「創業して2年以内だったら借りれる」という、その資金のことですか?

大山
そうですね。
2件目は、銀行さんが出してくれなくて。いわゆる、ご友人に借りたそうですけど。

鷹野
そこまでしてやるんですね。
僕らからすると、怖いなっていう感じもちょっとありますけど。

大山
ありますね。

鷹野
はい。

 

大ピンチ!お客さん4割減からの起死回生

大山
私だから、また聞いたんですよ、「ほんと大丈夫なんですか?」っていうような話を、対談のときに。

やっぱりもう「たいした人だな」って思ったのは、例えば「そういう会社を引き継いだら、いろんな大変なことあるでしょう?正直に言ってください」って言ったら。
まず、最初引き受けたのは塾だったんですけど。お客さんの4割が、即日でやめたらしいんですね。

鷹野
え?

大山
「これじゃ、食べていけなくなっちゃう」ということで、1件1件ご父兄のところを回って、「今後はこういう方針でやります」。そうしたら、逆にみんな戻ってきたと。

今までずっと赤字だったところが、4カ月で黒字になったそうなんですね。

そして、2件目つくるときには、言ってました。
ちゃんと経営の収支の計画とかを作ったうえで、いわゆる新しく買う会社の計画を作って、全部の数字は据え置きなんですけど、1個だけ、自分の「ここだけはプラスにできる」っていうパラメーター。

例えば、売上を上げるのか、単価を上げるのか、お客さまを増やすのか、いろいろあると思うんですが、そこだけ変える。「自分は今こうだけど、こういうふうにする」と、「このパラメーターに対して、自分はこうやっていくんだ」という計画書を作って、それでお金を借りてきたんですね。

鷹野
ご本人のなかでは、ある程度改善できるっていうのが見えてるわけですね、やっぱり。

大山
見えてるみたいですね。
やっぱり、お会いしてみて、最初は「若いお兄ちゃんが1、2年でむちゃだろうな」って思ったんだけど、やっぱり立派な経営者だったんですよ。

ほんとに1件1件丁寧に対応して、お客さん4割も呼び戻すんですよ。

鷹野
えらいことですね。

大山
ええ。全部、1件1件ちゃんと回って、逆に信用を得たという。

鷹野
でも、それぐらいやっぱりやるぐらいの気持ちがないと、「そのまま引き継げばOK」とか思ってたら、なかなかやっぱり難しいですよね。

大山
だめですね。

鷹野
「それぐらい自分でなんとかする」っていう気持ちじゃないと、難しいですよね。

大山
逆に「経営するのは楽しい」っていうところがあると思うんですよね。

確かに、例えば「4割なくなって、1件1件大変だな」と思うかもしれませんが。じゃ、4割どころか、普通だったら全部ないんですよ。

鷹野
はい、そうですね。

大山
普通は、ゼロから1件1件回んなきゃいけないんですよ。
それが4割だけですむから、考え方によっては実は、ものすごい楽なんですよ。

鷹野
確かに。

大山
そうですね。

鷹野
そうです。

大山
例えば、塾の先生とかも集めなきゃいけない、最初からですね。

「そういうことっていうのを全部やんなきゃいけないのが、最初からある程度あって、『ほんとに、この部分だけやったらいい』っていうところで改善できるのであれば、実は意外といいでしょう」なんておっしゃってて、なるほどなあと思いましたね。

鷹野
「種から育てるか、苗から育てるか」ってやつですよね。

大山
そうですね。

鷹野
苗から育てるのがM&Aということですね。
ありがとうございます。

 

大山社長が語る!Batonz(バトンズ)の将来像

鷹野
じゃ、今後Batonzで予定していることとか、「こんな機能を付けよう」とか、将来像でもいいんですけど、お話いただいてもよろしいですか?

大山
そうですね。
今のBatonz、多分私の考えだとすると、どうだろうな?2割ぐらいしか多分完成してないと思いますね。

やっぱり、お客さまにいろいろ提供していきたいのは、まず、今一番注力しているのは「安心と安全」なんですよ、「安心・安全」。

この次は、「わかりやすさ」ということですね。
やはり、もっと素人の方でも、「ここが見るポイント」っていうのはやっぱりあって。そういうところがわかりやすく判断つきやすく。

いわゆる私は30年近くM&Aやってきてるので、例えばいろんな業種によって見るところが違う。「この業種はここ見なきゃいけない」。あるいは、「ここ注意しなきゃいけない」っていうのが全部わかるんですね。

鷹野
すごいですね。

大山
例えば、どうでしょうね?
アパレルのショップを引き受けましたと。アパレルショップは、在庫というのがあります。在庫ってあるわけですが、基本的に店頭にある在庫っていうのは、それそのまんま全部売れるわけじゃないんですね。

変な話ですが、メーカーさんに返品するものがあったり。あるいは、逆に戻ってくるものがあったり。あるいは、季節処分するものがあったり。実は100で見たら、死んじゃう。

大家さんもそうですね。あるいは、工場とか持ったら土壌汚染とか、あるいは、機械の種類を見て、「どのぐらい使えるかな?」というのがあって、1個1個ポイントがあるんですよ。

やっぱりそういうポイントを、「ここまで見なさい」と、「ここ見たら失敗しない」。こういうところをやっぱり、どんどんノウハウとして付け加えていきたいなと。

鷹野
本来、「アドバイザーの人たちの持ってるノウハウを提供する」っていうのが今まででしたけども。「それをネットマッチングの方に、いかに提供できるか」っていうところを今後をやっていくと?

大山
そうですね。
あとはやっぱり、何千件も今までやってきたので、最近のリコメンドじゃないですけど。
例えば、アマゾンとかで、この人はこういうのを買ってたからみたいな機能があるじゃないですか。

ちょっと変な話なんですが、自動マッチングみたいな。やっぱり、データが今まで過去、グループ全部合わせても5,000件ぐらいは成約してるので。

いわゆる「どういう会社が、どういう会社と一緒になったらうまくいく」みたいな、ある程度データがあるんですよ。

こういうデータをうまく乗っけていきたいなみたいことを、いろんなことを考えている。

 

M&Aは一期一会!Batonz(バトンズ)がそのチャンスをご提供

鷹野
おもしろいですね。
「乞うご期待」ですね。

大山
そうですね。
ほんとに、どんどんアップデートしていきますので、ほんとに常時のぞいていただきたいし。
一月で100件内外ぐらい入れ替わる、案件が。

鷹野
でも、それぐらいの勢いで確かに上がってますね。

大山
これが、1日3件ぐらいずつ入れ替わったりしますので。今日、自分の望む案件がなくても、明日は出るかもしれないし。あるいは、今気になる案件があったら、明日ないかもしれない。

バブルの世界って、おもしろい世界でもあるんですけども。その代わり、男女の出会いと一緒、一期一会なんですよ。

ほんと、一期一会で。このときに告白しなかったら。その前です、別の人が「好きです」って言っちゃったら終わりです、終わりですね。

鷹野
はい、あります、あります。

大山
そういう世界なので、ずっと片思いでいてもなにも始まらないです、M&Aも。

だからほんとに、出会い系サイトみたいになってますが、ほんとに一期一会の世界なので、やっぱり常時チェックしていただいて。

逆に、「どういうところがあったら、もっと使いやすい」とか、ぜひいろんなご要望系いただければ、一応エンジニアとがんばりますので、改良していきたいと思います。

鷹野
ありがとうございます。

大山
ありがとうございます。

 

M&Aを検討中の方へ!Batonz(バトンズ)には自分で選べる楽しさがある

鷹野
最後に、M&Aを検討している方、売り手でも買い手でもいいんですが。
なにか一言お伝えしたいことがあれば、お願いします。

大山
そうですね。
まずは、「相手を探してみる」っていうのが大事かと思います。
今までのM&Aっていうのは、相手を探すだけでものすごいハードルが高かったんですね。

鷹野
そうですね、ほんとそうですね。

大山
例えば、なんでもいいんですけど。

大体、例えば地元の金融機関へ行くわけですよ。
「会社の跡継ぎがいない」とか、あるいは「こういう会社買って大きくしたい」とかね。

金融機関の本店の専門の人に会うんですね。普通、金融機関の本店なんて入って来ないでしょう?普通の人は。誰が担当かもわかんないし。それで行って、「どうですか?」って言ってくれるかどうか?
「もうちょっと、社長そんなうわついたこと言ってないで、自分の会社でがんばんなさいと」と言われるのがオチでね。

鷹野
そういうことになりますよね。

大山
ほんと言うだけでも勇気。

今は関係ないんですよ。今ネットの世界ですから、ほんとに探すのはタダですから。機会はいくらでもある。

例えば、会社をやめちゃうんだったら、まず探してみる。いなかったら、それはやめるなり、あるいは、無理やり息子に継いでもらうなり、考えたらいいですよ。いなかったら仕方がない。

でも、例えば、Batonzで今登録されている方って2万人超えていますので。ある意味、2、万人のなかから相手を探せるので。

鷹野
そうですよね、そういうことですもんね。

大山
それでいなかったらしようがないですよ。もし、2万人がいなかったら。

鷹野
1回はチャレンジするのが、やっぱり大事ですよね。

大山
ええ。
逆に、「会社を買って大きくしたい」という人も、自分で選ぶ楽しさがある。

毎日毎日変わって、ほんとに月100件ぐらい変わっていくので、いつか運命の相手と出会うかもしれませんよね。別に、買う・買わないは本人の勝手だし。

また、やっぱりそういうチャンスがあったら、そこにほんとに運命の相手があったら、それはやっぱり一歩踏み込んでみるといいと思うんですね。

そのチャンスをやっぱり逃したら、経営者として成り立たないですね。
そんな場としてお使いいただいたらなということですね。

 

最後に…

鷹野
そうですね。ありがとうございます。
では、第一部の方は、こちらで終わりにさせていただければと思いますので。

今日は、大山社長にお越しいただきました。

皆さん、本日もM&Aネクストをご視聴いただきまして、ありがとうございます。
もしも、今日の動画が「おもしろかったな」と思えば、チャンネル登録をお願いいたします。

ありがとうございます。

大山
ありがとうございました。

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鷹野 将和(株式会社八事財産コンサルティング 執行役員)

「グレートM&Aを増やす!」をミッションに、事業承継M&Aのアドバイザリー業務に従事。 「M&Aユーチューバー/タカノ」として、YouTubeを活用してM&A情報を提供している。

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