このページでは、自動車鈑金工場をM&Aで売却することが可能かどうかについてお話しします。
もしも、自動車鈑金工場を廃業・倒産することをお考えのようでしたら、まずはM&Aによる売却を検討することをおすすめいたします。
廃業・倒産の場合は、従業員や取引先にも少なからず迷惑をかけてしまうことになります。
M&Aで売却の相手が見つかれば、従業員の雇用は確保され、顧客との取引も継続できるため、まずはM&Aを検討するのがよいのではないでしょうか?
自動車鈑金工場をM&Aで売却することは可能ですか?
自動車鈑金工場は隣接業種からの買いたいという声が多い業種であると言えます。
この場合の隣接業種とは、自動車販売業や自動車整備業のような自動車に関わるBtoCの企業のことを想定しています。
例えば、自動車販売業であれば、自動車の販売後も自動車の整備や車検、事故の修理等でお客様と長い付き合いをしていく会社が多いのは想像できるかと思います。
自動車整備機能を持つ自動車販売業は多いのですが、自動車鈑金工場まで保有している自動車販売業は多くはありません。
そのため、通常は事故修理については外部の自動車鈑金工場に外注し修理してもらうことになります。
なぜ自動車鈑金工場を保有する会社が少ないかと言うと、自動車鈑金工場に必要な設備が非常に高額だからです。
塗装ブースや塗装調色機など設備に費用がかかるのが自動車鈑金工場と言えます。
こういった理由から、新たに自動車鈑金工場を始めるのであれば、M&Aで事業を引き継ぎたいと考えている方が多くいらっしゃいます。
自動車鈑金工場も人材不足
日本国内の多くの業界で人材が不足しているように、自動車鈑金業界も人材が不足していると言えます。
本来であれば、自動車鈑金工場においては、鈑金職人と塗装職人がそれぞれの業務を行うはずですが、兼務している場合も多く見受けられます。
もしも新たに自動車鈑金工場を始めようとする場合、人材が集まらないという問題点もあります。
そのため、既に稼働していて鈑金職人や塗装職人がいる自動車鈑金工場であれば、よい売却相手が見つかりやすいです。
自動車鈑金工場でも売却相手が見つかりづらいケースもある
自動車鈑金工場であっても売却相手が見つかりづらいケースもあります。
それは、社長だけで運営しているような自動車鈑金工場の場合です。
なぜなら、事業を引き継ぐ相手は、鈑金工場を引き継ぎたいわけではなく、鈑金工場としての事業を引き継ぎたいからです。
社長が一人で運営しているような自動車鈑金工場の場合、社長が引退してしまうと、職人がいなくなり、事業の継続が難しくなってしまいます。
こういった自動車鈑金工場の場合はM&Aで売却できる可能性が低いです。
もちろん、優良な得意先を抱えている等の理由で売却できる可能性もありますが、やはり事業が継続できない場合は売却のハードルが高くなってしまうでしょう。
もしも将来的に自動車鈑金工場の売却を検討されているようであれば、経営者が代わっても現場が回っていくような体制を整えておくことが大切です。
自動車鈑金工場は廃業・倒産よりもM&Aを!
自動車鈑金工場の廃業・倒産を検討されている方は、まずはM&Aによる売却を検討してみてはいかがでしょうか??
廃業・倒産は経営者として最終手段と言えます。
もしも設備や運転資金を金融機関から融資してもらっている場合に廃業・倒産する場合は、全てを精算しなければならないのですが、M&Aであれば借入金や連帯保証を引き継いでもらうことも可能です。
まずはM&Aによる売却を検討するために、M&Aネクストにご相談してみてください。
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「グレートM&Aを増やす!」をミッションに、事業承継M&Aのアドバイザリー業務に従事。 「M&Aユーチューバー/タカノ」として、YouTubeを活用してM&A情報を提供している。